勝利の栄光？

ＷＲＣチャンピオン、セバスチャン・ローブがＦ１最終戦に
参戦するかもしれないという専らの噂があります。

本人もまんざらでもない発言を繰り返してますね。

ＷＲＣチャンピオンがＦ１でどこまで走れるかを
見てみたいともちろん思います。
絶対的に精密なドライビングが求められるフォーミュラーに
スキルの違うラリードライバーが挑むのは楽しみでもあります。

でも、昨今のＦ１の状況を見ると、セバスチャンは
Ｆ１にエントリできても走らないほうがいいのでは、と思います。

スローダウン戦略を取るだけで、苦々しい顔をして
「ミッコにはすまないと思っている」
なんて、インタビューで答えてしまう彼には
チームメイトをクラッシュさせてまで勝利させようとする事が
（可能性だけでも）ある世界には身を置いて欲しくないです。

ラリーの世界にだって、いろいろなルール違反や政治があるとは思います。
でも、現時点では子供に対してこういえるのではないでしょうか？。

「ラリーは選手もチームも観客もルールを守って戦っているんだ。
だから、ラリー選手の様にお前もルールを大切にして頑張れ。」

ペター、マーカス、ミッコ、そしてローブも、ルールを守ることの大切さを
自分の子供に対して、正々堂々と説くことが出来るはず。

勝利が栄光でない競技は、競技ではないと思います。
一刻も早い浄化と、本質への立ち返りを期待したいです。